The Hurt Locker
ハート・ロッカー / 2008 : USA
久しぶりに、ものすごく「惹きつけられる」作品でしたね。良かった。見応えありました。日本でも昨年公開される予定でしたが延期、やっと今年の3月6日に劇場公開されることになりました。邦題、カタカナで書くと「heart locker」と勘違いする人がいそうだけど・・・「heart」じゃなくて「hurt」です。傷つける、とか痛める、などの意味があります。外傷でも使いますが、感情の部分の方が大きい気がします。”You hurt me” というと、「あなたは私を(心情的に)傷つけた」という意味にもなる。それもかなりグッサリと。この作品はやはりかなり評価が高くて、今年のアカデミー賞でもアバターと並ぶ最多9部門でノミネートされてますね。
【STORY】(公式サイトより抜粋)
2004年夏。イラク、バグダッド郊外。アメリカ軍の爆発物処理班は、死と隣り合わせの前線の中でも最も死を身近に感じながら爆弾の処理を行うスペシャリストたち。ある日、処理班の一人が殉職してしまう。新しい中尉のリーダーに就任したウィリアム・ジェームズ二軍曹(ジェレミー・レナー)は、基本的な安全対策も行わず、まるで死に対する恐れが全くないかのように振る舞う。補佐に付くJ.T.サンボーン軍曹とオーウェン・エルドリッジ技術兵は、いつ死ぬかもしれない緊張感、特に一瞬の判断のミスが死に直結する爆発処理の任務の中で、徐々にジェームズへの不安を募らせていく。彼は、虚勢を張るただの命知らずなのか、それとも勇敢なプロフェッショナルなのか・・・。そんな男たちの想いとは無関係に激しい戦闘行為が繰り返される日常は続き、毎日が過ぎていくー。任務明けまで、あと38日。The Hurt Locker 2008
基本的には米軍の未発爆弾を米軍の処理班が処理するために任務を行うんだけど、そこはイラク。沈黙の中でも、人々が彼らに向ける目は鋭く厳しい。攻撃を仕掛けてくる者たちもいるし、ジハードもあれば、一般市民を犠牲に爆発を仕掛ける者も少なくない。まさにそこは戦場そのもの。体だけでなく、心理的に追いつめられていく主人公たちの様子がドキュメンタリーさながらに描かれています。どれだけ訓練を積んだタフな人間でも、あんな状況下の中で何日も過ごせるわけがない。この映画は、見ている人たちの心もえぐりとるかのような作品になっています。ラストも結構衝撃的。びっくりなのは、この映画の監督、キャスリン・ビグローは女性なんですよね。色んな人たちのサポートがあったとはいえ、撮影はかなり厳しかったんじゃないかと思います。
アバターは見てないし興味もないからどうでもいいけど、この作品は賞を穫る価値はあると思う。どうしてもプロパガンダ的な要素があるように思えてしまいがちですが(全くないとは言い切れないけど)単なるヒロイズムを描いてるのとは全然違うと個人的には思います。もっと異なった視点から兵士たちの心情を描いたこの作品、ぜひ沢山の人に見てもらいたいです。
YouTube / The Hurt Locker – Official Trailer [HD]
ハート・ロッカー 日本語公式サイト










2007年にイラクへ行っていた友達が帰国(彼にとっては再来日か)した時の姿を見て言葉を失ったの思い出した。驚くぐらいやせてた。もうびっくり。
「本当に同じ人?」って何度も確認したくらい。「だって向こうに行ってた間一日も休みがなくってさぁ…。飯はマズいし。ミユキの牡蠣フライがどれだけ恋しかったか!」
もちろんそれもウソじゃないだろうけど、それ以上は聞けなかったね。彼も話さなかった。
戦争ものを描く時、どうしてもプロパガンダ的な要素がある風に観えるのは仕方がないかも。
広島で育った私は、幼い頃から聞き過ぎて知りすぎて戦争ものの映画を自分から観る事はしないけど「起こっている事」を知る為にはあるべきなのかもしれないね。
@snow
イラクから戻ってきて、重度のPTSDを抱える人って少なくないらしいね。ストレスの度合いは尋常じゃないほど大きいだろうし、必ずメンタルケアは必要だと思う・・・。実際に経験をしたことがないと、絶対にわからない心情だろうね。
私も(特にハリウッドの)戦争映画は好んで見ないな。ヒロイズムの強いものはどうしても偏見だろうけどプロパガンダにしか見えない。そう思うのはやっぱり私たちが育ってきた環境なんだろうね。私なんて広島と長崎のミックスよ?(笑)ごめん、話がズレちゃうんだけど、でも私たちが受けた平和教育って決して一方的なものじゃなかったじゃない?日本が他の国に対してしてきた残虐な行為も公平に学んでるじゃん。だから、どんな理由であれ、戦争は起こってほしくないなって願うだけだけど、もうこれはパワーゲームだし、ビジネスにもなってるぐらいだからね・・・。世界中の人が平和で安心して平等に暮らせる時代なんてないのかも知れない。
この映画は書いてる通り、極限に追い込まれた兵士たちの心情をリアルに描いてるから、snowも見られると思う。そして、一番理解できるような気がするな。後味は良くないけど、見てみてほしい。
これ見に行こうかなと思ってる。暗すぎなさそうだし。
キャスリン・ビグローって女性監督らしからぬアクションシーンがいいよね。
でも元夫キャメロンと賞対決の構図で宣伝してるのが勿体無いなぁー。
なんかハード・ブルーとストレンジ・デイズもう一回見たくなってきたな。
@goji
ぜひ見てほしい!私、実はこれ、オスカーの予想を立てたくてノミネートされてるやつ全部見ようと思ってアメリカから送ってもらったのね。だから最初は「ながら見」でいいかな〜って思ってたんだけど、全然。始まった瞬間から目が離せなかった。暗くはないかもだけど・・・ちょっとグサっとくるかなー。男の人だったらまた違うかもしれないけど。
賞レースだね〜。でもアバターが穫っちゃうんでしょきっと(笑)私的には「ハート・ロッカー」か「イングロリアス・バスターズ」にいってほしいけど・・・。そうそう、「プレシャス」っていう映画も今見てるんだけど、ちょっとツラすぎて休憩中。あれは・・・この作品よりキツイ。
そうそう予告も面白そうだよね。
しかし、まんま英語版みられるのはうらやましいよ、ほんと。
プレシャスいま公式みたけど、すごいね写真 笑
イングロリアス・バスターズはトロピック・サンダーみたいな映画なのかね、喜劇かな??
さっきも書いたけど、キャサリンビグローのストレンジ・デイズは色んな意味で面白いよ。
映画は佳作くらいだけど、レイ・ファインズがなんでかSF映画で主演!とか
ジュリエット・ルイスがグランジバンドボーカルみたいななんかどうにかなっちゃってるとか。
@goji
どうしても、日本に来るのって後になっちゃうから、アカデミー賞見てもなんのこっちゃっていうのが多々あって・・・中国語の字幕版はたまにあるらしいんだけど(笑)日本語字幕はないんだよね〜やっぱり。でも英語字幕でも全てを完璧に理解できるわけじゃないから、そこはなんとなく(笑)かな。
イングロリアス・バスターズは絶対見てほしい1つ!タランティーノの今までの作品の中でも上位に入ると思う。喜劇、ではないかなあ。笑える場面は確かにあるけど、なんとっても緻密なストーリー構成と展開が最高なの。ナチスを題材にしてるから、そこを皮肉ってる部分も上手い。それに、これに出てくるクリストフ・ヴァルツという俳優がもう素晴らしくて。彼の演技だけでも楽しめると思う。
ストレンジ・デイズは見たことないから、近いうちに絶対見てみます!